三鷹小鳩幼稚園

とうきょう すくわくプログラム活動報告

「とうきょう すくわくプログラム」について
すくわくプログラム
「とうきょう すくわくプログラム」は、全ての乳幼児の「伸びる・育つ(すくすく)」と「好奇心・探究心(わくわく)」を応援する幼保共通のプログラムです。
乳幼児の豊かな心の育ちをサポートするため、主体的・協働的な探究活動の実践を促進します。
幼稚園や保育所といった施設類型の垣根を越え、各園の環境や強みを活かしながら、各園が設定するテーマに沿って、乳幼児の興味・関心に応じた探究活動を実践する幼稚園・保育所等を支援することにより、幼児教育・保育の充実を図ることを目的とします。



活動報告

東京都が乳幼児の心の育ちをサポートするため、主体的、協働的な探求活動を通じて幼児教育・保育の充実を図る幼稚園・保育園などを支援する「とうきょうすくわくプログラム促進事業」を実施しています。

幸いなことに三鷹の牟礼の自然豊かな環境に恵まれているため、通常保育の中でも、園庭の幼虫を見つけると子どもたちが虫かごで育て、チョウチョになるまでお世話をして自然に帰したり、カマキリの卵を育て成長すると園庭に放してあげたりしています。
蝉の幼虫を観察して、脱皮する瞬間を園児全員で見守る時もありました。
又、数年前には大きなアオダイショウが園庭の低木(蝋梅の木)に巻き付いているところを発見し、職員が捕まえて、園児たちも少し離れたところから観察し、その後、近所の玉川上水に放流したこともありました。
このように自然豊かな地域であるため、通常の保育の中で様々な体験がされています。
そこで当園では「とうきょうすくわくプログラム促進事業」での活動に関しては、今後のグローバルな社会を見据えて、他言語を知ることと、解き放された自己表現を経験するために、英語圏の講師とジブリ美術館の壁画作成に関わりのある講師を招いて、子どもたちの指導を依頼しています。

活動のテーマ〝英語で遊ぼう〟

国際語である英語を知ること

<テーマの設定理由>
国際化が進み、町でも多くの外国人に接する機会が多くなったことも鑑み、他国言語にふれて、色々な国の言語があることを知る機会を持つようにします。

<活動のスケジュール>
通常保育がある期間の月曜日に実践しました。
年少年間26回、年中29回、年長28回を各学年20分行いました。

<活動の内容>
各学年20分ずつ行います。
最初、英語で挨拶します。
次に今日は何月で何日かを英語で教師が尋ねます。
果物や人や動物のカードを使って子どもたちに英語で答えさせたり、クイズ形式で回答を見つけたりして遊びながら子どもたちが学んでいる様子があります。
保育者も傍にいてゲームに参加したり英語で一緒に歌ったり踊ったりしています。
音楽機器の用意は幼稚園側でしています。

<振り返り>
園児たちにとって英語が何処まで理解できるのか不安もありましたが、ある日園児にお早うと声を掛けて〝今日は曇っているね〟と声を掛けたところ〝CLOUDY〟と返してきました。
子どもの吸収力の凄さに驚きました。
このように子どもの持つ力を無理なく提供していくことの大切さに気付きました。
英語で遊ぼう

活動のテーマ〝お絵かき〟

自己表現をする

<テーマの設定理由>
子どもたちのうちに秘めているエネルギーを発散させ、その力を表現する機会として絵の先生を依頼している。
それは各学年が毎週実施している製作の時間とは別に絵の時間を設け専門家の指導のもと、新しい発見の時ともなっている。

<活動のスケジュール>
通常保育の月曜日に行っています。
1年間で年少組10回、年中組9回、年長組6回です。

<活動の内容>
とても楽しそうに思いっきり筆を走らせていました。

<振り返り>
絵画についてお絵かきについて子どものこころにある何かを余すことなく吐き出せる環境を設定することの大切さを学びました。
お絵かき